- CBD選びで失敗したくない!
- CBDの選び方って何が大事なの?
- CBDで健康被害があるって本当?
- WEBサイトによって情報が違う。何が本当なの?
前職は某大手化粧品会社、現在は美容・オーガニック研究をしているkikiです。
オーガニックを軸に、こだわりを持ってCBDの情報を発信しています。
CBD 製品はたくさん販売されていますが、中には「健康を害してしまうような危険なCBD 製品」や「成分と価格が割に合わず、価格が高い製品」も多く出回っています。
ですので、私たち消費者が「粗悪品・悪徳業者に騙されないような正しい知識」を持つことが非常に重要です。
この記事を読む前に、CBD 製品を買ってはいけません!!
それくらい大事な「選ぶポイント」がこの記事には書かれています。
この記事を読めば、粗悪品や健康被害を起こすようなCBD 製品を選ぶこともなく、安心して商品選びができるようになりますよ!
目次
CBDの選び方は絶対身につけるべき知識!
CBD市場はできたばかりであるため、まだ規制の枠組みができていないのが現状です。
そのため、中には健康を害してしまうようなCBD 製品も多く出回っています。
なんて本末転倒なことにならないよう、私たち消費者が「粗悪品に騙されないような知識」や「正しい知識」を持つことが非常に重要です。
絶対だまされない!CBD の選び方3つのポイント
CBD 製品を選ぶポイントとして下記3つが挙げられます。
CBDの選び方3つのポイント
- 品質・安全性 【超重要】
- CBDの含有量
- 成分
どれも大切なのですが、この中で1番重要なことは「品質・安全性」です!
それぞれ具体的に解説していきます。
選ぶポイント1:品質・安全性 【超重要】
これは「体に害を与えない品質のよいものを選ぶ」ということです。
CBD自体に危険性はありませんが、以下3つの項目によって、健康を害してしまうようなCBD 製品となってしまうのです。
チェック項目
- 栽培状況
- 遺伝子組み換え
- 抽出方法
栽培状況
ヘンプが汚染された土壌で作られていないか・農薬などが使用されていないか、品質管理がきちんとされていることが重要です。
なぜなら、CBDの原料となるヘンプは、土壌の「良い物質」のみならず「汚染物質」までも吸い上げてしまう性質があるためです.
吸い上げてしまった「汚染物質」は、当然、CBD 製品に入ってしまいます.
CBD製品が汚染されていないか、入念な品質管理・検査を行っている企業の商品を選びましょう。
ヘンプが吸い上げてしまう汚染物質
- 重金属(カドミウム、鉛、ヒ素、水銀など)
- 農薬
- 殺虫剤
- 除草剤
- 細菌
- 真菌
遺伝子組み換え
遺伝子組み換えではないヘンプであることも重要です。
これは食べ物にも言えることです。
人工的に操作された遺伝子組み換え作物は、害虫や雑草が死滅する農薬をまいても枯れずに育ち続けます。
また、害虫を殺す成分が作物の中に組み込まれています。
そのため、さまざまな病気を引き起こす危険性があります。
抽出方法
CBDの抽出は、有害物質を使用しないで抽出する「超臨界CO2(二酸化炭素)」という方法をとっているブランドを選びましょう。
ブタンやプロパン、アセトンといった化学物質を使って抽出しているケースでは、有害物質が製品に残留する恐れが高く、人体にとって危険です。
超臨界CO2(二酸化炭素)のメリットは以下2つです。
メリット2つ
非常に安全
二酸化炭素は無害なので、他の方法と違い有害物質が残留しません。
米国食品医薬品局(FDA)によって安全とされています。
クオリティーの高いものが作れる
低温で抽出できるので、成分が失われません。
「日本製・国産」という商品にも注意しましょう!
実際、日本の法律では大麻取扱者の免許がなければ、日本のヘンプでCBD製品を作ることができません。
しかし、CBD事業での免許を取得している企業は1社もいないのが現状です。
「日本製・国産」という場合、「出どころが不明のCBD」を使っているケースがあり、非常に悪質です。
要注意
「日本製・国産」だからといって安心せずに、上記で解説した「栽培状況、遺伝子組み換え、抽出方法」がホームページで明記されているかどうか確認しましょう!
もちろん「日本製」といっても、きちんと「●●産の遺伝子組み換えでないヘンプを有機栽培している」等と公表している企業もあります。
選ぶポイント2:CBDの含有量
製品全体の量だけでなく、CBDの含有量を必ず確認するようにしましょう。
なぜなら、中には、CBDの含有量が少ないにも関わらず、価格が高い製品もあるからです。
それだけではなく、CBDが入っていないのにCBDと名前が付く製品すら存在します。
CBD含有量の確認方法
ココを確認
- 多くの商品は、CBD含有量が「mg」単位で記載あり。
- 「%」表示の商品は、製品全体の量に「%」をかけて算出。
例えば、CBDオイル 全体量10ml で「5%」表記であれば、500mgのCBDが含有されていることになります。
CBD1mgあたりの価格も確認しよう
CBDの含有量を確認したら、CBD1mgあたりの価格も割り出しましょう。
これにより、「割高か・割安か」わかります。
ただし、含有成分によって価格が変わるので、比較は同じようなタイプの製品でしてください。
例えば、CBDオイルであれば、有名海外企業の商品で、1mgあたり税込「10円~20円」くらいとなっています。
実際、極端に安い商品は、「品質・安全性」が担保されていない商品がほとんどです。
逆に、極端に高い場合は、ぼったくり商品の可能性があります。
選ぶポイント3:成分
CBD製品の成分タイプは主に下記3つがあるのですが、これも重要なポイントです。
なぜなら、成分タイプによってCBDの得られるメリットに差が出てくるから。
3つの成分タイプ
- フルスペクトラム
- アイソレート
- ブロードスペクトラム
中でも、おすすめの成分タイプは「フルスペクトラム」です!
フルスペクトラム(Full Spectrum)とは?
簡単にいうとヘンプを生搾りしたイメージで、下記にあげるような数多くの成分が含まれた製品のことを指します。
ヘンプの成分
- カンナビノイド
(CBDの他、100種類以上) - テルペン
(植物に含まれる精油成分。ミルセン、ピネン等100種類以上) - フラボノイド(ポリフェノール類)
- ミネラル
- アミノ酸
など
日本ではカンナビノイドの一つである「THC」が禁止されているため、THCを取り除いたものを日本では「フルスペクトラム」と呼んでいます。
フルスペクトラム は相乗効果が生まれる
「CBD単一」よりも、その他多数の成分を含んだ方が、相乗効果によって高い効果が生まれることが明らかになっています。
これを「アントラージュ効果」といい、フルスペクトラム製品の場合、この相乗効果が得られるのです。
アイソレートとは?
逆に、CBD(カンナビジオール)だけを精製したものを「アイソレート」といいますが、CBD単一のため「アントラージュ効果」という相乗効果は生まれません。
ブロードスペクトラムとは?
「ブロードスペクトラム」は、フルスペクトラムではないものの、幅広く成分を含んだタイプという意味です。
ブロードスペクトラム製品も「アントラージュ効果」を得ることができます。
ただし、「ブロードスペクトラム」は、CBD単一に加え、もう1つカンナビノイドが含まれているだけでも「ブロードスペクトラム」と呼ぶことができますので、注意が必要です。
注意するポイント
実際、幅広く成分を含んだ商品もあれば、その一方で、「CBD単一に、カンナビノイド1種類のみを加えただけの商品」も見受けられます。
【注意】CBD含有量と価格だけで選ばないようにしよう!
CBD含有量と価格だけで比較し、安い商品を選ぶのではなく、必ず「成分タイプ」も確認し、商品を選ぶようにしましょう!
なぜなら、成分タイプによってCBDの得られるメリットに差が出てくるだけではなく、価格も変わってくるからです。
成分タイプごとの価格について
実際、価格設定は以下のようになっている傾向にあります。
CBD単一 < ブロードスペクトラム < フルスペクトラム
成分タイプを考慮せずに、CBD含有量と価格の基準だけで商品を選んでしまうと、以下のような失敗事例も発生してしまいます。
失敗例①
CBD含有量が同じ500mgのCBDオイルで比較。
ブロードスペクトラム:7,000円
フルスペクトラム:8,000円
成分を考慮せずに、安いという理由だけで「ブロードスペクトラム」を購入。
あと1,000円追加すれば、メリットを得やすい「フルスペクトラム」を購入することができたのに・・・
失敗例②
価格が同じ10,000円のCBDオイルで比較。
CBD単一:CBD含有量 1000mg
フルスペクトラム:CBD含有量 660mg
両方とも10,000円だから、CBD含有量が多い「CBD単一」を購入。
結果、あまり効果を感じることができなかった・・・
「CBD単一・ブロードスペクトラムだから悪い」というわけではないですが、CBDから得るメリットのことも踏まえて、よく検討することをオススメします!
「フルスペクトラムは危険」というのは間違い!
いくつかのWEBサイトでは、「フルスペクトラムはTHCが入っている可能性があるから危険」と言っているところもあります。
CBD製品を輸入する際は、「厚生労働省のガイドライン」に従い、証明書・成分分析書を国に提出する必要があります。
そういった手続きを踏まえ、きちんと税関を通った商品なので、「THCは含まない」とお墨付きをもらっているのです。
「危険」と言って自社の商品を売りたい業者が多いので注意しましょう。
たしかに、中には虚偽の記載をして、税関を通り抜けている商品もあるかもしれません。
それを踏まえると、大手海外ブランドを正規ルートで輸入・販売している販売代理店から購入するのが安心・安全であると言えます。
CBDの選び方をマスターして、自分に合った製品を選ぼう!
これまで解説したCBDの選び方をまとめると以下のようになります。
CBDの選び方:3つのポイント | |
品質・安全性 | オーガニックな栽培状況 遺伝子組み換え× 有害物質を使用しない抽出方法 |
CBDの含有量 | 含有量を必ず確認 |
成分 | フルスペクトラム◎ CBD含有量と価格だけで選ばない |
これらのポイントは必ず確認しましょう。
そしてCBD製品には、オイル・リキッド・パウダー・ワックス等さまざまな製品タイプ(種類)がありますので、下記を踏まえ、自分に合った製品タイプを選ぶのがよいと考えています!
- どんな目的で、いつ、どこで、どのように使用したいかを整理する
- 各製品タイプのメリット、デメリットを理解する
タイプによっては、知っておくべきデメリットもあるので注意が必要です。
下記の記事では『自分に合うCBD製品タイプの見つけ方、各製品タイプのメリット・デメリット』を解説しています。
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必ず見つかる!自分に合うCBD製品種類の見つけ方6つのポイント